受け入れると逆が現れる

エックハルト・トールのインタビューを見ていて
すごく共感した部分

目の前に見えるのがどんなにネガティブなものだとしても
それをしっかり受け入れた瞬間に
全く逆に見えるようになるってこと

例えばキリストは十字架に磔にされて
その時十字架は拷問するための道具だったのに
ありのままを受け入れた瞬間に
同じ拷問の道具が神のシンボルに見えることだってある

本当に受け入れることができると
どんなに苦しくて悲しいと思ったことでも
その瞬間に別のものに変わることができる

これを私が実感したのは
動物が大大大好きな私が
ある日目の前で猫が車にひかれて死ぬ姿を見た時
これって私の人生の中で多分一番悲しい現実で
きっとこの悲しさはしばらく乗り越えられないし
この悲しさにどう対処していいかも分からない
ってその時は思ったんだけど

その日の夜に
自分の中からふと
死ぬことなんて本当はないし
ただ違う形に変化しただけなんだ
あの形にもう会えないのは悲しいし
その悲しさをしっかり感じてあげるのが
あの子（自分）のためな気がするって思って

しっかり悲しんで受け入れた瞬間に
死じゃなくて逆に命の輝きを胸いっぱいに感じて
それ以来あのことを思い出しても
もう悲しい感情は出て来ない

どんなに悲しくても
苦しくても、ムカついても
そのままを否定しないで受け入れると
全く逆を感じることができるパラドックス
不思議だけどやっぱり完璧な世界！